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不登校の子供の言葉をどこまで本気にするか

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秋らしい天気ですが、連休の度に、雨のような気がしています。

雨が降ると、特に娘は具合が悪くなりました。

 

不登校になったお子さんは、夜になると元気になったりします。

娘はそうでした。

朝は調子悪くて、夜になると元気になる。

そして、明日は学校に行く。

そう言います。

 

けれど、学校に行けたことはありませんでした。

 

無意識かもしれません。

彼女は、本当に学校に行きたいのでしょうか?

 

不登校の子供達は、基本的に学校に行きたくありません。

学校に行きたくないから

頭が痛くなったり

起立性調節障害になったり

先生がイヤだと言ったり

お母さんのせいだと言ったり

するのです。

学校に行きたくないからです。

 

子供本人も親も、皆んなが勘違いしてしまいます。

理由ありきではありません。

不登校になったから、その理由を探して、そう言うのです。

 

だから、その理由ばかりを解決しようとして追いかけると

全く良くならなかったり、効果が出なかったりします。

 

不登校の子供達は

本音とは違う言葉を使います。

無意識の嘘。

そう言い換えてもいいかもしれません。

 

もちろん中には、本気でそう思っているのに

身体が言うことを聞かない子供もいるので

どこまでが本音で、どこまでが違うのか

厄介なのです。

 

子供を信じるのは、とても大事です。

でも子供の言葉を鵜呑みにすると、本音と違ったりするので

振り回されては、がっかりする。そういうことが起きます。

 

あなたは、子供が起こして、そう言うので、起朝こしても起きて来ない。

そして、がっかりしたことはありませんか?

 

子供が頭が痛いというのは事実です。

本当に痛くなります。

あなたも、イヤな授業の前にお腹が痛くなったりしませんでしたか?

本当に痛くなった。

でもそれは、授業に出たくなかったから、痛くなったのです。

順番が逆です。

 

子供の言葉を、どこまで信じるか。

難しい問題です。

信じないといけない。

そう考えるお母さんも、実に多い気がします。

 

けれど

信じたからといって、学校に行けるようになる訳ではありません。

信じようと信じまいと

子供が行きたいと言おうと言うまいと

多分、学校には行けません。

 

学校に行ってほしいお母さんは

その子供の言葉に、すがりついてしまいます。

その言葉が、無意識の嘘であってもです。

なぜ、すがりついてしまうのでしょう?

お母さんが、学校に行ってほしいからです。

 

人は無意識のうちにに、自分が信じたい言葉を選んで、信じてしまいます。

マラソン大会に出たくない子供が、明日の天気は雨の確率50%と言われたら、

雨が降る!と喜びます。マラソン大会が中止になるからです。

でも残りの50%は雨が降りません。現実の確率は半々です。

これがもし、マラソン大会を楽しみにしている足の速い子供なら、雨が降らない確率の方を信じるでしょう。

明日は雨が降らないだろう、マラソン大会は開催される、と喜びます。

人は選びたいものを選び取っているのです。

 

 

子供は行きたくないのです。

 

ここを、頭に叩き込んでおかないと

必要以上に、お母さんが苦しみます。

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