突然ですが、あなたは
友達が会社を辞めたいと言ったら、どうしますか?
せっかく大企業に入ったのに、辞めない方がいいよ
と止めますか?
おめでとう、がんばってね
と応援しますか?
ただ何を言われようと、決めるのは友達です。
そしてどんな決定をして、どんなことになろうと
友達の人生です。
自分には直接関わりません。
けれど
自分の子供となると、そうはいきません。
親は子供の人生に責任がある
そう思いがちです。
責任があることも確かです。
親の影響を色濃く受けて育つのが、子供です。
子供が学校に行きたくない、と言ったら?
大変です。
困ります。
心配です。
けれど、
よくよく考えると
大変、なのは、子供です。
困る、のは、子供です。
心配、するのは、子供の方です。
責任感の強いお母さんは、あれこれと心配して
様々なことを試みます。
むしろ、子供より先に色々やります。
私は典型的にそうでした。
けれど、本当に困るのは、子供自身です。
子供に、自分の人生を心配させなくてはいけません。
何でもやってくれて
何でも決められて
何でも意見は通らない
あなたのお子さんは、自分の人生を生きていますか?
あなたは、お子さんの人生を、あなたが決めてはいませんか?
責任感の強いお母さんには、難しいことです。
わざわざ失敗させることに、なったりもします。
けれど
失敗も経験です。
あなたも失敗を繰り返して来た筈です。
子育ても、失敗のない子育てはあり得ません。
仕事も、一度も失敗せずにできることはあり得ません。
あなたは、あなたの人生を生きていますか?
あなたのお子さんは、お子さんの人生を生きていますか?
自分の人生を生きていないと、幸せを感じにくいものです。
世間一般の人生が、その子供にとって幸せとは限りません。
子供の人生は子供のものです。
子供の人生を子供に返す。
私にとっては大きな決断でした。
が
それは良い決断だったと思っています。