解決じゃない
夏休みを早々に切り上げて、学校が始まった子供たちがいます。
オンラインしかない授業で、新しい友達もできない大学生がいます。
そのためにずっと頑張って来たのに、大切な大会が全てキャンセルになった高校生もいます。
子供たちの、今しかないその1年。
その1年が残酷にむしり取られて、子供たちは従うしかない。
なんともやりきれないことです。
我々の時代と違って、子供たちはいつも疲れていて、
その疲れを休める時間がないのが残念です。
こんな風に、なにか大きな変化があった時に、
子供たちはなにも言えず、黙って身体を壊します。
私はそのサインを見逃して、
娘を悪化させたことが何度もあります。
はらはらしながら、何もできずにいたことも多かったです。
娘は身体が弱く、忙しくなって来ると、オーバーワークになり
熱を出したり、ケガをしました。
部活に朝練に塾に学校の課題に、次々とやることがあって、いつも大変そうでした。
私はゆっくり休ませてあげたいと思いながらも、
皆が普通にやっていることだからと
結局は、頑張り続けさせました。
その結果が不登校でした。
あの時に、もっと娘の気持ちに寄り添ってあげれば。
そんな後悔が、ちくりちくりとぶり返します。
あなたは、なにかを頑張り続けてはいませんか?
やめる勇気だって必要です。
皆がやっているからといって
自分もできるとは限りません。
皆ができているからといって
自分が得意とは限りません。
やめたっていい。
頑張り続けなくたっていい。
あの頃の自分に。
あの頃の娘に。
言ってあげたいなあと思うのです。