やった方がいいと分かっていても出来ない。
そんなこと、沢山あります。
でも出来ませんね。
どうしてでしょう?
やった方がいいのが分かっているのに、やらない。
運動した方がいいのに、やらない。
早起きした方がいいのに、早起き出来ない。
不登校のお子さんなども、そうです。
学校に行った方がいいのが分かっているのに、行かない。行けない。
行かない。なのか
行けない。なのか
私は側で見ていて、随分悩みました。
多分どちらもなんです。
きっと正しいのは
「行きたくない。」です。
頭と心がバラバラな状態で、そのバランスが悪い状態です。
頭で考えると、行った方がいいと思うから、そう言うけど
心では、行きたくないと感じているから、行かない選択をしている。
こんな感じが近い気がします。
そして意外と多いのが、原因が分からない。
娘もそうでした。
側から見ていても、学校の様子を聞いても、娘本人の口から聞いても
何が問題なのかが分からない。
でも
行きたくない。のです。
中には、行きたくない、ということそのものを
自覚してないお子さんもいます。
行かない。という選択肢がなさすぎて
行きたくない。という気持ちを、本人も周りも自覚せずにいるので
行きたいのに、なぜか
行けない。という状態になります。
だから、お子さんは、行けない。そう言うような気がします。
この際、理由はさておき
行きたくない。
そう感じていることを自覚する。
一番最初は、そこからな気がします。
学校に行く。ということが当たり前過ぎて
行きたくないと思ったり感じたりすることが、おかしいと思ってしまう。
お子さんの心理の中にも、根強くそれがある気がします。
でも、
ごはんを食べるのは当たり前ですが
食べたくない時もあります。
お風呂に入るのは当たり前ですが
疲れて入りたくない時もあります。
寝るのは当たり前ですが
眠れない時もあります。
そんな時、あなたはどうしますか?
無理にでも食べる人もいます。
お腹が空くまで食べない人もいます。
食べたくない。と自覚しなければ
次のアクションにはいけません。
食べたくない理由は?
と聞かれても
お腹空いてないから。としか答えようがありめせん。
なぜ?と聞かれるから
お昼ご飯をいっぱい食べたから?とか
好きなおかずじゃない。とか
答えます。
とにかく
食べたくない。のです。
とにかく
行きたくない。のです。
この気持ちを、お子さんもお母さんも
自覚して理解しないと
とかく、こじれます。
理由はまず要らない。
まず、気持ちです。