今年は断捨離しようと、決めました。
私は年末の慌ただしい時期より、新年が明けてからの方が
気分もすっきりして、掃除や片付けがはかどります。
クリスマスや年末年始の忙しさ慌ただしさから解放されて、ようやく落ち着いて、家の整理ができる感じなのです。
台所を整理し始めたら、使っていないものが沢山出て来ました。
特に娘が小さかった頃のお弁当グッズ。
色とりどりのピッグ、お弁当箱のゴム、キャラクターのスプーンやフォーク。
もう大きくなった娘には要らないものばかりです。
これは全部要らない。
そう思って出して捨てていましたが、
やっている内に、どんどんどんどん切なく寂しくなって来て、全部は捨てられませんでした。
娘がつたない頃の思い出の品は、特にそうです。
とうとうゴミ箱から出して、特に思い出深いものだけ、また戻してしまいました。
私自身も、子供の頃に読んだ本などが、実家の本棚に残っていると、なぜかちょっと安心したりするのです。
自分の居場所が、まだここにもあるような気がします。
一人暮らしを始めた頃に、実家に戻る度に自分の名残りが片付けられているのを見ると、ゆっくりしんで行くようだ、そんな風に思ったものです。
娘が帰って来た時に、なつかしい〜などと騒いでもらえるように、少しだけ取っておくことにしました。
断捨離はした方がいいです。
でも
断捨離はすべき。
断捨離しなければいけない。
こう考えると、あなたは苦しくなります。
なぜなら、
完璧にできなかった時が往々にしてあるので、その時は
できないことに焦点が当たってしまい
できていることに目がいかなくなるからです。
減点法に近いですね。
100点でなければ、自分に丸を付けてあげられない感じです。
あなたは、こんなことをお子さんにやってはいないでしょうか?
部屋は片付けなければならない。
宿題はきちんとやらなければならない。
食事の前に、おやつは食べるべきではない。
こんなことをお子さんに言ってはいませんか?
実はこれ全部、以前私が、娘にさせていたことです。
もちろん、
部屋は片付いていた方がいいですし
宿題もやった方がいいに決まっています。
おやつより食事の方が食べて欲しいのも当然です。
ただ、お子さんには個性があり、向き不向き、得意不得意、上手下手があります。
何事にもあります。
あなたがやらせたいことは、
お子さんにとって上手にできることでしょうか?
お子さんの個性に合っていて、得意なことでしょうか?
お習いごとなどに例えると、分かりやすいですね。
じっとしているのが嫌いで、外で走り回るのが好きな子に、
習字を習わせるよりは、サッカーを習った方が上達が速い気がします。
反対に、コツコツと細かいことが好きな子には、バスケを習わせるよりは、お裁縫や刺繍などが向いてるでしょう。
バスケもサッカーも習字もお裁縫も、全部が得意な子供は、そうはいません。
つまり、片付けがきちんとできて、宿題を完璧にこなして、食事の前にはおやつを取らない、そんな聞き分けの良い完璧な子供は、そうはいないのと同じですね。
私が娘にやらせていたのは、
まさに、そんなスーパー子供になれと言っていたのと同じです。
彼女の資質や向き不向き得意不得意を考えずに、
「こうあるべき子供」を押し付けていたのです。
あなたは、心当たりありませんか?
それは、お子さんも親御さんも苦しくさせます。
私の断捨離でいうなら
断捨離はした方が良いに決まっている。
だからといって、100%できなければいけない訳ではない。
80%でも60%でも、断捨離できたなら、それでも
やらないよりは良い。
昨日よりは物は減っている。
昨日よりは、私の部屋は良くなっている。
こんな心持ちです。
ぜひこんな心持ちで、お子さんにも、あなた自身にも、声をかけてあげて下さい。