今年は記録的に、梅雨入りが早いようです。
雨が続きますね。
雨が憂鬱、雨が嫌い、そういう人も多い気がします。
私は、娘の幼稚園時代、全ての送り迎えが自転車だったので
本当に天気予報に一喜一憂していました。
雨が降りそうなら、
傘に雨具に、娘の雨具、荷物のカバーに、拭き取りタオルに。
荷物が増えるので、それだけで嫌でした。
毎朝テレビのニュースをいちいちチェックして、考えられる全てを持ち込んで、出発していました。
また娘が雨に濡れて熱を出したら、また仕事を休まなくてはいけない。
熱を出さないように、風邪を引かせないように
それこそ神経質に、全てを管理していました。
この子育てが、娘にとって、良い訳はありません。
もっとおおらかに子育てできていたら、
娘は不登校にもならずに済んだのかもしれない。
ずっと、自分の子育てを責めていました。
けれど、最近思うのは
私がいけなかったのは、
「システム構築の不備」
だったな、ということです。
なんだかこう書くと、すごく堅苦しい感じですが。
私は、前提が間違っていた気がするのです。
「子供が熱を出さずに、毎日ちゃんと幼稚園に行ける。」
私はこれを前提にしていました。
私の周りのお子さんも、私自身の幼少期も
ほぼ寝込むことも熱を出すこともなく
娘より薄着でも、娘より雨に当たっても
普通に毎日幼稚園に行けていました。
だから、行けるのが普通で当たり前。
そう思い、そうではない娘がおかしい。
なぜなんだろう、何がいけないんだろう。
そんなことばかり考えていました。
幼稚園に行けるのを前提にしていたので
幼稚園に行けない場合の想定を、あまりやっていませんでした。
幼稚園に行けない場合の、きちんとした対策をやっておかなかったのです。
今考えると
まず、そこが違っていたと思うのです。
保育園や預け先を探したりもしたのですが
どこも高額で、近くに親や親戚はいません。
あの当時はフル勤務ではなかったので
パート用の保育園の空きなど全くありません。
預ければ、1日のパート代は飛んでしまいます。
そこで諦めてしまいました。
娘が熱を出した場合の対策をしないまま
子育てを続けてしまった為に
熱を出す度に、仕事を休む。
周りに迷惑がかかる。
病院通いに明け暮れて疲れる。
私が非常にストレスを受ける。
娘に熱を出さないように、あれこれ管理する。
そんな流れができてしまった気がします。
パート仕事だったので
正直そこまで仕事を続けたい、という意志が強いわけでもなく
だからといって、続けない、という選択肢を探すわけでもなく
今思えば、全てが中途半端でした。
もしあの頃に戻れるなら
まず、
「子供は熱を出すもの」
そういう前提にして
その時にどうするか、の対策をしっかり考えておきます。
準備さえしておけば
それが起きた時に、慌てることはありません。
そして、どちらが大切なのか
の優先順位をはっきり付ける。
これをやっておかなかったので
お金を出すべきところに出さずにいて
時間をかけてばかりいました。
その結果、とても大変な思いをしました。
病弱なお子さんの場合
もし子供の預け先が高額なら
むしろ仕事を辞めた方が、安く済んだかもしれません。
なにが重要で、なにを優先すべきか
それを決めておかなかったので
いつも不安で、いつも困っていました。
「子育て」
という「仕事」を
上手く回す為に
「リスク回避」
「費用対効果」
「優先順位」
「現場の声を聞く」(現実を見る)
手を打てることは沢山あった気がします。
今回は、「子育て」を「仕事」として捉えてみました。
あなたは、子育てを無理していませんか?
あなたは、もしかして、前提が間違っていませんか?
ちょっと視点を変えると
見えて来るもの
あるかもしれません。