不登校のお子さんを持つお母さんの多くに
共通していることがあります。
それは、義務感のある、真面目なお母さんが多いのです。
義務感というのは
◯◯しなきゃいけない。
◯◯であるべきだ。
◯◯しないとダメだ。
こんな思考をしているお母さんです。
あなたは、普段から、こんな言葉を使っていませんか?
ちなみに、昔の私はかなりそうでした…
こうしないとダメだ。
あれもするべき。これもするべき。
なので、よくそれで、
全てに、手を抜くことができなくていました。
自分がやりたくないにも関わらず
やり続けるしか選択肢がないので
疲れていたり、寝不足だったり、イライラしたり
苦しくなっていました。
あなたは、思い当たるところ、ありませんか?
では
どうして、お母さんの義務感が、お子さんの不登校と関係しているのでしょう?
これは、私もなぜなのか、
かなり考えて、かなり勉強しました。
なぜ自分の性格や思考と、子供の不登校が関係するのか
いくら考えても勉強しても
分からなかったのです。
今ようやく思い至ったのは
不登校のお子さんは、
「あなたを見ている」ということです。
不登校になるお子さんは、大体が
触覚が長い。
髪の毛の触覚ではありませんよ。
人の顔色を伺うのが上手い。
もしくは
人の機嫌や空気を読むのが上手い。
そういう人間関係においての、他人を読み取る力、のようなもの
その力を触覚と言っています。
お子さんのその触覚が長い為に
知らず知らずのうちに
お母さんの期待に沿うようにしたり
お母さんの機嫌を損ねないようにしたり
そして、一番大事なのは
お母さんの思考や習慣や癖を
真似するのです。
ここは大事です。
ここを、ちゃんと書いていない不登校解決のものが多いです。
本人は真似と思っていないかもしれません。
大概は無意識です。
だから厄介なのです。
真似をする、というより
お母さんの思考や期待や習慣を、勝手に読み取って
私もこうしなければいかない。
私もこうあるべきだ。
そんな風に思い込む。
それが近いような気がします。
特にお母さんとの密着が強いと、起こりがちです。
持って生まれた、お子さんの資質的に
敏感肌のように、敏感触覚なのかもしれません。
例えば、親の感情のアップダウンが激しくて
後天的に、その触覚を身に付けたのかもしれません。
どちらの場合もありますし
どちらとも絡み合っている場合がほとんどです。
だからこそ
お母さんの心の持ちようや義務感などが
大切になって来るのです。
これは良し悪しではなくて
自分の近くに
自分が意識していない部分まで
完コピする性能の高いロボットがいるようなものです。
あなたは、そのロボットが大切で
自分と同じにしたいと思っていなくとも、です。
ロボットの方でも、完コピしたいとは全く思っていなくとも、です。
そういうことが重なって、極端に出た場合が
不登校になったりするのではないかと思います。
不登校の改善の為に
お母さんにアプローチするのは
その為ではないかと思っています。
不登校のお子さんを持つお母さん達が、
少しでも納得できればと思っています。
いつか、あなたのタイミングで、夜は明けます。
あなただけじゃありません。
一緒に頑張りましょう。