いよいよ梅雨ですね。
雨が降ると、自転車が使えなくなるので、朝が不便です。
不登校のお子さんが、学校に行き始めた。
ようやくです。
親御さんは、とても嬉しいですね。
行き始めたら、ホールが転がるように上手くいくと思っていませんか?
ですが、
不登校の再発率は、80%を超えると言われています。
また、不登校になるのです。
学校に行き始めると、安心する親御さんが大半です。
でも、大事なのは、ここからです。
ここからのケアが大事なのです。
足を骨折した人は、歩けるようになったからといって、急に走れません。
骨は治っても、筋力は戻ってないからです。
不登校も同じ。
不登校状態が治ったからといって
筋力が戻ってる訳ではないのです。
不登校における筋力とは、日常生活を送れるだけのストレス耐性です。
普通の子供にとったら、当たり前の事です。
例えば、学校に行く、宿題をする、皆んなとお弁当を食べる。
これ、皆んな当たり前に毎日やっている事です。
でも、ずっと家にいて、気ままに過ごしていたお子さんには、相当なストレスがかかります。
試しに、あなたが出産直後を思い出してみて下さい。
身体が疲れ、ぐったりとしていませんでしたか?
この状態で、いきなり普通の家事をやるのは、至難の業ですよね。
骨折したお子さんに、いきなり走らせてはダメなのです。
お子さんは、ようやく骨折が治って、歩き出したばかりです。
まだ、走れません。
まだまだ、歩くだけでも疲れる時期です。
不登校には、リハビリが必要なのです。
お子さんにとって学校は、苦痛の場所です。
そこで過ごすだけでも、そもそも苦痛なのです。
更にストレス耐性は、ぐっと落ちています。
ずっと家にいたからです。
学校に行き始めた時こそ
注意して見ていて下さい。
学校には、ストレスがいっぱいです。
この子には、何が起こるとストレスか?
学校では、どんな事が起きるだろうか?
色々な予測をしてあげて下さい。
普通の子が普通に歩ける道でも
骨折した子は、ちょっとした小石や坂道で、つまづきやすいからです。
いきなり手を離してはダメです。
少しずつ少しずつ、見守りつつ、安心させてあげて下さい。