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被害者でいる限り、感謝は

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曇り空の日は、薄暗いですね。

暗い朝は起きられません。

この前は母の日でしたね。

あなたは、お子さんから、何かしてもらいましたか?

私はこの花を、ダンナサマからもらいました。

娘からは、「いつもありがとう」とLINEが来ました。

自分の2人の母達には、お菓子を渡してしまったので、なんだかすっかり終わったような気でいました。

SNSでは、様々なプレゼントをもらったという記事が流れて来ました。

不登校になってからは、私はあまり娘から、母の日に何かしてもらった記憶がありません。

感謝がない訳ではないようで、短いLINEが来たりします。

毎年、それどころではないという感じです。

それをやや寂しい気持ちで読んでいます。

いつになったら、母の日に花が届いたりするのかしら、などと思います。

 

けれど。

実際、自分の母にはどうであったか、というと、私は母の誕生日どころか母の日も、一切お祝いしてあげた事がありません。

我が家には、何かをお祝いするという習慣がなかったので、母の誕生日すら、ちゃんと覚えていませんでした。

お祝いやプレゼントを贈るようになったのは、大人になって、ごく最近です。

こんな薄情な娘ですから、ある意味因果応報で仕方ないですね。

母の日などは、特にそうですが

感謝の気持ちを、形にしたり言葉にしたりする日です。

そもそも感謝とは、被害者の意識では生まれにくいものです。

被害者の意識とは

自分だけが大変な目に遭っている。

自分がこうなってしまったのは〇〇のせい。

もっと〇〇がこうしてくれたらいいのに。

こんな風に、誰かのせいにしたり、他者を変えようとする意識があるのが、被害者の意識です。

自分がこうなってしまったのは、誰かの何かのせいだ、という気持ちです。

不登校のお子さんを持つ親御さんは、この意識がある人が少なくありません。

自分が我慢して来た人ほど、この意識を強く持っています。

遊びたかったけど、親に言われて仕方なく続けていた塾。

夫の意向で、仕事を続けられなかった。

そんな自分の気持ちとは反する人生を、生きざるを得なかった人も多いのです。

今まで、すごく我慢して来たんですね。

自分ではやりたくなかった事も、我慢して頑張って来たんですね。

その辛さを分かってもらえない時

人は無意識の内に、〇〇したくなかったのに〇〇のせいで。

そんな風に思いやすいのです。

あなたは、思い当たるところはありませんか?

あなたのお子さんは、思い当たるところはありませんか?

感謝は、自然と内から湧き上がって来るもの。

と、

私は長い間、思っていました。

そしてあまり湧き上がっては来なかったのです。

けれど、

こんな風に思い違いや被害者の意識があると、

なかなか自然とは、感謝の気持ちは生まれて来ない気がします。

これもまた、訓練です。

簡単に湧き上がらなければ、探します。

何か、

お母さんに感謝できることはないか。

ダンナサマに感謝できることはないか。

娘や息子に感謝できることはないか。

どんな小さな事でも

探し続けていたら、誰でも1つくらい見つかります。

そうやって探す事が大事なのです。

1つでも感謝できたら、どんどん見つかるようになります。

感謝したら、感謝されます。

情けは人のためならず。と言いますが

まさに

巡り巡って、自分のところに戻って来ます。

感謝の気持ちを探す事。

これが、被害者の意識から抜け出す方法です。

訓練。と言いましたが

これも自然と身に付いている人もいれば

経験が少なくて上手く習慣になっていない人もいます。

 

 

私は、あまり感謝の気持ちが生まれにくい環境だった気がします。

お祝いの習慣がなかったと書きましたが、そういったせいもあり

家族が感謝を口にする事が、ほとんどない家庭でした。

家族はそれぞれ、自分の事で精いっぱいだったんですね。

大人になり、色々学んでいきながら、感謝する訓練をして来たような気がします。

あなたも変われます。

変わりたいと思えば、いくらでも。これからでも。

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