電車の窓から、なんとなく近所の風景を見ていました。
近所とはいえ、こんな場所あった?
と思うような場所も見つかります。
そういえば、随分近所に行っていません。
用事があって出かけるのは、池袋や新宿などの街ばかりです。
けれど、もっとも大きい理由は
娘が大きくなった事です。
こんな秋の日は、よく思い出します。
娘を自転車の後ろに乗せて
あちこち公園や近所に出かけたことを。
当時も忙しくしていたので
用事があったり買い物したり
そんなことの方が多かったのですが。
地元に密着した生活をしていました。
お稽古の送り迎えや
友達の家に親子で行ったり
近所の病院をはしごしたり
我が家は車を持たなかったので
いつも娘と自転車で、近所を走り回っていました。
段々と娘が大きくなり、
塾やお稽古も1人で行くようなり
病院も1人で行くようになり
少しずつ、娘と別行動が増えるにつれ
地元からも離れていったような気がします。
あの頃の忙しさや、
あの頃の楽しさや
そんなことを思い出します。
でも娘は、どう思っていたのかなあとも思います。
あっという間です。
子供が大きくなるのも
手を離れて遠くに行ってしまうのも
あっという間です。
子供が成人するまで20年としたら
80年の人生の中、4分の1もありません。
子育てなんて、あっという間に終わってしまう。
あなたは、時々、立ち止まっていますか?
お子さんの為、自分の為、
時々、立ち止まってもいいんじゃないかなと、思うのです。
今頃になって、私はそう思うのです。