大人になるにつれて、本音を言わなくなりました。
私だけじゃなく、そういう人、多い気がします。
いつから？
あなたは、いつからそんな風になってしまったのか考えたことありますか？
いつからか。
でも、きっと原因や引き金になった時があるはずです。
私も考えてみました。
いったいいつから、こうなったんだろう？と。
子供の頃や若い頃を思い出すと
決定的になったのは
会社員になった時のような気がします。
あまりに悔しい事があり、泣いてしまったことがありました。
その時に、かなり上の立場の女性役員に
泣いたりするのは、絶対にダメだ、
と注意されたのです。
男社会の中で活躍して行く為には、感情的や感傷的になることは絶対にしてはいけない。
泣いたりしたら、だから女は、と叩かれて、相手にされない。
だからどんなことがあっても、泣いたり取り乱したりしてはいけない。
そんな風に教えられました。
今思うと、女性役員はそういう男社会の中で、悔しい思いを沢山して来たのでしょう。
身につまされる言葉です。
けれど、その当時の私は
自分が感情的になる、とても弱くてダメな人間のように感じました。
そういう繊細で傷付きやすい面を持っていることを
なんとなく自覚していました。
だからその時に、ごっそりと繊細な部分を封印したのです。
今は、男性も泣くことを憚らない時代になりました。
感情を隠さずに生きることが、悪いことではない
そんな価値観も出て来ています。
時代は変わりました。
こうして書いてみると、よい時代になったなあと思います。
あなたは、何か言われた時に、とっさに
言葉を呑み込むことはありませんか?
あなたは、本音を言わないことが、習慣になってはいませんか？
習慣は怖いものです。
無意識です。
少しずつ、自分の感情や気持ちを上手く出して行くこと。
それは訓練です。
これからは世界がまた変わります。
ネット社会で、一般の人が非難に晒されることも増えて来ます。
そんな時に、ぶれない自分の軸を持つこと。
それがますます大切になっていくような気がしています。