朝晩はめっきり涼しくなりました。
ようやく秋が来たと感じられます。
ヒガンバナも咲いています。
赤いこの花がいっとき、怖かったことがあります。
昔見た図鑑にこの花は「毒」と買いてあって、真っ赤に咲く様子が、なんだか不吉な気がして怖かったのです。
ヒガンバナの毒は、地中のモクラなどの生物から故人を守る為に墓地に植えられたのだそうです。
その理由を知ると、あまり怖さも感じなくなりますね。
捉え方ひとつによって、ヒガンバナですら、怖くなったり美しくなったりします。
世界は本当に、自分の捉え方次第なのですね。
愛情が欲しい欲しいという人がいます。
彼やご主人からの愛情が足りない足りない。
こうしてほしい。ああしてほしい。
愛情だけではありません。
自分の才能が、足りない足りない。
自分の容姿が、あそこがダメここがダメ。
自分の稼ぎが、足りない少ない。
ないものをねだって、もっともっと欲しくなる。
これは、相手の問題というより自分の問題です。
いつもいつも、「足りない」と思うなら
それはあなたの問題です。
あなたは、いつも相手にこうしてほしいと思っていませんか?
あなたは、自分のここが足りない、あそこができていない、と足りない部分ばかり気にしてはいませんか?
それを無理して我慢ばかりする必要はありません。
ちゃんと相手に、自分の要求を伝えるのは、とても大事なことです。
ただ、いつも同じような問題が起こる。
いつもなにか足りないと思う。
それは…
あなたの心に穴が空いているからです。
バケツに穴が空いていると
水を入れても入れても、穴から漏れ出します。
いつまで経っても、バケツはいっぱいになりません。
バケツに穴が空いているように
あなたの心に穴が空いていると
愛情ももらってももらっても、穴から漏れ出し
どんなにもらっても、心がいっぱいにはなりません。
意外と自分では気付かずに
バケツに穴が空いている人、多いのです。
心に穴が空いていると
そうそう満たされることがないので、いつも渇望が生まれます。
だから必要以上に、相手に要求したりするんですね。
ああしてくれればいいのに、こうしてくれない。
けれど、相手を変えることはできません。
相手が本当に悪かったと思い、自分から変わろうと思わない限り、
相手が変わることはありません。
それよりは、自分でバケツの穴をふさいだ方が簡単です。
バケツの穴がふさがれば、少ない水でもバケツに水は溜まります。
心の穴をふさぐことができたら
相手の愛情の量がどうであれ、愛情をしっかり感じることができます。
色々な自己啓発の記事が、自分が変わりましょうと書いてあるのは、この為です。
自分の心の穴をふさいだ方が、根本的な解決になるからです。
相手の愛情を増やしてもらったところで、
相手が変わってくれたとしても
あなたの心に穴が空いているから、どうもらっても足りないと思ってしまう。
では、心の穴をふさぐ方法とは?
それは「ある」と捉える力です。
愛情もお金も容姿も、もうあなたの中にちゃんとあります。
今あるものを、認めてあげることです。
あなたが自分自身を認めてあげる。
良いところも悪いところも、自分だと認めてあげる。
自分の中にある思い込みの観念に気付いて、外していく。
こうでなければならない、という思い込みが、自分の中にあるものを足りないように見せているのです。
本当は十分にあるのに、足りないように感じるのは、自分の観念のせいです。
「ある」と捉えるか「ない』と捉えるかで
世界の見え方は変わります。
世界の見え方が変われば、自分の世界は確実に変わります。
自分で自分を満たしてあげれば、心の穴もふさがります。